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そば通

そば通―江戸ソバリエが選ぶ旨い蕎麦88

ソバリエの話ついでに、もう一冊、ソバリエ関連と言うことで挙げておく。

2004年10月発行。

今でこそ、店頭で蕎麦屋関係の書籍があればたいていのものは買うことにしている私であるが、この本購入当時(2005年頭)は、それほどでもなかった。が、店頭でこの本をめくってみて、爆笑のあまり、購入を決意したのであった。その爆笑の部分とは、116ページに載っている『蕎麦の重さと値段』のグラフである(^_^;

その後、『法師人』に行ったときに、この本がレジに飾ってあったので思わず、「これ、私も買ったんですけど、この人、ほんとにはかり持ってきたんですか?」と聞いたら、「そうなんですよ、おもしろいですよね~」と言われたことがある。

さて、本書の構成は、大きく分けて、導入部の蕎麦学入門と、本編の蕎麦屋ガイドである。導入部に関しては、何というか、ソバリエ第一回受講生として初めて蕎麦屋のすごさに目覚めた気負いが感じられる、ある意味、力の入りすぎた感じもするところもあるが、野上龍雄と神田まつや主人の対談はなかなかおもしろい。

蕎麦屋ガイドの方は、選定基準が明確かつユニークである点が良いと思う。
1. 東京の、酒が飲めて寛げる店
2. コストパフォーマンスの高い店
3. ご主人の考えがしっかりとしている店
4. 有名店は極力外し、比較的新しい店
5. 極端に早く閉まる店は除外(午後3時閉店など)

なお、各店舗毎に、料理、コストパフォーマンス、雰囲気、接客の四点から評価したグラフが付いている。写真はホワイトバランスがおかしいと思われるものも含まれているので、著者の素人写真をそのまま使用しているものと思われる(あまりおいしそうに見えない写真も、ほんとはおいしいんですよ、と理解しよう)。

実際に細かい紹介のある店は27軒で、88と言うのは巻末リストに記載されている数になる。内55軒行っている。閉店した店は

世田谷区: 織田(奥沢、東山の織田は営業している)
中央区: 三日月
千代田区: 出雲そば本家(移転休業中)
豊島区: 生粉打ち亭(東池袋。江戸川橋に関連店あり)

探訪記に上がっている蕎麦屋は
- 千寿竹やぶ(千住大橋)
- 玄庵(京成立石)
- 吟八亭やざ和(亀有)
- 更里(浅草橋)
- 神田まつや(神田)
- 九段一茶庵(九段下)...「九投下」と誤植されている(^_^;
- 小菅(目黒)
- 山せみ(代々木上原)
- しながわ翁(北品川)
- 箱根暁庵 広尾店(広尾)
- 玄蕎麦 野中(中村橋)
- 法師人(練馬)
- 進士(田無)
- 道心(南阿佐ヶ谷)
- そばきり典座(千歳烏山)
- まん月(東高円寺)
- 吉祥寺砂場(吉祥寺)
- 本陣坊グループ-天祥庵(新橋)
- 布恒更科(大森)
- きびや(三鷹)
- 蕎楽亭(市ヶ谷→神楽坂へ移転)
- 大川や(市ヶ谷)
- 睦(東中野)
- 京金(森下)
- 座忘(西八王子)
- 一久(千川)
- 松翁(神保町)

『法師人』は他の本で紹介されているのは見たことがありません。他の店は、最近では雑誌などでも割とよく紹介されていると思う。強いて言えば、『道心』『まん月』『睦』『一久』あたりが、ややマイナーか。あと、『睦』を始めとした布恒更科出身者に関するコラム本陣坊グループに関するコラムなどは、他の本では見ない記述なので、おもしろかった。

ところで、この本に載っている舌学チェックポイントは、なんか、はずしているような気もする。特に「4. そば湯 熱いか?」と言うのを見ると・・・ナチュラル系かポタージュ系かと言う方が重要だろうと思ったりするし・・・もっとも、江戸蕎麦のそば湯にポタージュ系があるのは異端と言うことかな(^_^;

2003年の江戸ソバリエ第一回認定から、二年目で本を上梓するに至るまで、どっぷりと蕎麦にはまった点は大いに評価して良いだろう。特に冒頭に書いたコストパフォーマンスのグラフなど、新たな視点を提示したところが良い。

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