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次世代DVD考

HD DVD vs BDの次世代DVD家電合戦はまだ収束を見ないようだが、私自身はBDしかないだろうと考えている。よって、SONYの初代のBD-REレコーダー、BDZ-S77も購入したし、今もPanasonicのBD DIGAを使っている。PlayStation 3も持っている。が、実はその収束先をそれほど気にしていないと言うのが実情である。

ディスク・メディアは、CD→DVD→次世代DVDと進化してきたわけだが、CDとDVDの間に実は大きな変化があった。そして、それが次世代DVD動向を考える上でも重要だと考える。

CDは、オーディオのためのメディアとして開発された。その後、CDの普及を踏まえて、コンピュータのメディアとしての利用が考えられた。家電先行、IT追随のメディアである。他方、DVDは、当初からコンピュータのメディアとしての利用も含めて考えられた規格である。家電/ITの共通のメディアとして開発された。発売当初のPlayStation 2が、DVDプレーヤーとしても利用できるゲーム機として宣伝されたのも記憶に新しい。PlayStation 2登場によって、家電側の対抗上、格安のDVDプレーヤも出てきて、DVDメディアの普及につながった。家電とITが手を取り合って普及を推進したと言ってもよいだろう。

これまで、次世代DVDに関する様々な報道では、常に家電の話が中心となっている。まるでCDの時代に戻ったかのような話である。他方、コンピュータ・メディアとしての利用も前提として考慮されているので、コピーガードの話だけは必死に考えてきたわけだ。ところで、コンピュータ・メディアとしての利用を考える場合、容量と言うのは大きな要素である。そして、コンピュータ側から考えると、容量は、あればあるだけ使ってしまうものである。HD DVDは15GB、BDは25GBと言うことを考えると、コンピュータ用のメディアとしてはBD以外に考えられない。『15GBで十分』などと言う東芝の家電しか考えていない発言は、なかなか苦しいものがあると言える。もっとも、一個で1TBの容量のHDDが登場している現在、15GBも25GBもゴミみたいな容量であると言うのも有力な考えであり、次世代DVD抗争(笑)にそれほどITが大きく関与していないように見えるのも、『何が大容量メディアやねん』ということなのかもしれない。

ところで、DVD用の書き込み可能メディアに関しては、DVD-R系とDVD+R系と言う規格の争いがあった。DVD-R系は家電での採用が多く、DVD+R系はパソコンでの採用が強いと言うような話が当初出ていた。当時、それはウソだろう、と私は思った。家電で普及するものをパソコンでも使う方がコスト・メリットが大きいから、コンピュータ用のメディアとしてもDVD-R系が主力になるだろうと考えた。基本的にはそうなったような気がするが、ここで私が想定していなかった動きがあった。複数のメディアを読み書きできるドライブの登場である。DVD-RだろうがDVD+Rだろうが、どちらもコンピュータで読み込めれば問題ないのであって、メディア自体が何であるかどうでもよいのである。読み込む側がそうなってしまえば、書き込むメディアに関しても、安いものを使えば済む。それをハードウェアとして明確に提示したのが、DVD-RもDVD+Rも読み込めるドライブだったと言えよう。

同様に、HD-DVDもBDも読めるドライブは既に出ているので、データ・メディアとしての優劣は、容量とコストを考えて、好きな方を選択すれば良いと言うことになる。家電の次世代DVD抗争の熱さに比べて(もっとも、熱いのは家電当事者だけで、消費者の関心は薄そうである)、IT側の関心が薄そうに見えるのは、結局
- PlayStation 3の失敗(ハイビジョンでゲームすると、確かにスゴイんだけどねぇ・・・)
- 大容量データ配布メディアとしてもインターネットで十分
- 大容量データのバックアップメディアとしては15GBだろうが25GBだろうが不十分
- どっちのメディアでもコンピュータでは同じように扱えれば、どっちが生き残ろうが気にならない
と言うことになるだろう。

と言うわけで、今のところ、我が家ではBDしか再生できないけど、『ケータイ刑事ザ・ムービー』買いましたよ、HD DVD版。

さらに言えば、『You Tubeやニコニコ動画で十分楽しめる人々に果たしてハイビジョンは重要か』と言う視点も忘れてはならないだろう。MP3プレーヤの普及によって明白になったのは、人々はそれほど高音質を求めていないということである。そこに気がつかなかった日本の家電屋は敗れ去った。ハイビジョンを求めていない人々の存在に気がつかないまま、次世代DVDそのものが敗れ去る可能性もあったりしてね。

p.s. 文中で、LDに触れていないのは、コンピュータ・メディアとして全然鳴かず飛ばずに終わったからである。RS-232Cで接続して、PioneerのBASICパソコンで制御できたのを覚えている人が居るわけがない。

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