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新潟の蕎麦

新潟の蕎麦

2002年6月23日発行。
新潟県内66軒の蕎麦屋が、一軒あたり見開き2ページを使ったカラーページ仕上げになっている。写真は蕎麦、蕎麦屋の主人、蕎麦屋の外観・店内など四・五点ずつ使われている。写真の仕上がりもなかなか良い。小嶋屋本店と小嶋屋総本店の店主だけが背広姿である、と言う細かいツッコミ。地図は略図であるが、曲がり角の目印などはきっちり書き込まれている模様。

この本の特徴は、各蕎麦屋の紹介と共に、その蕎麦屋に最寄りの観光ポイントを一つ挙げて解説している点であろう。このアイデアは他に類を見ないように思う。観光ガイドについでに蕎麦屋が載っていると言うのはよくあることだが、その逆なところがおもしろい。蕎麦食ってから観光するか、観光してから蕎麦を食うか、選ぶのはあなただ、ということですなあ。

新潟の蕎麦というと、フノリが入って箱に入った『へぎそば』のイメージが強い。確かに長岡、十日町などの蕎麦屋の多くはへぎそばである。しかし、つなぎに山ゴボウを使っている店もけっこうある。山ゴボウと言えば富倉そばと思っていたが、新潟の蕎麦屋はフノリと山ゴボウを合わせてつなぎにしているところもあるようだ。他にも、さらしな一本の店や、関東風にこだわった店も載っていて、やはりそれなりのバリエーションがあることがうかがえる。

あとは、広域マップと店舗一覧が地域別に付いていると良かったのだが。とは言え、なかなか楽しめる一冊である。

楽天Books: 『新潟の蕎麦

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自遊人 2007年7月号

自遊人 2007年 7月号

特集「蕎麦。新店・名店、総ざらえ。」

Dancyuに続き、この時期に蕎麦の一大特集である。最近、思ったよりも蕎麦屋ブームなのかな。

まず、別冊付録「ポケット版 DATA BOOK」と言うのが便利そう。各蕎麦屋に関する記事は雑誌本誌に載っているので、別冊の方は、住所・電話番号・営業時間・略地図などがコンパクトにまとめられている。よって、雑誌記事を読んで、行きたくなった場合には別冊だけ持って行けばお手軽である。北海道から九州まで101軒のデータを収録。いい企画である。

記事の方は、けっこうくせのあるものも多くて善し悪しであるが、まあ、そういう偏見も含めて楽しむべきなのだろう。

デザート18選、そばがき18選などの着眼点は良い。そばがきというのは、そば粉をかきまぜただけなのに、店による違いが大きいので、蕎麦屋巡りでの楽しみの重要な要素の一つである。

名店24店のアンケートでは、現在修行中の人が居るか、修行期間はどれくらいか、最近の新たな試みの三点に関して聞いている。店それぞれの考え方の違いがうかがえるのでおもしろい。最後に「都合により掲載&取材が出来なかった名店」の一覧があって、このリストもなかなか興味深い。

全体の印象としては、比較的新しい店舗の収録が多い。東京近辺では、私が行ったことがある店がほとんどなので、あまり新味は感じられないが、ここ数年の内に開店した良い店が的確に取り上げられているようだ。とは言え、全体では101軒中36軒しか行ったことがないので、まだまだこの道の奥は深いようである。

補足情報として、山形の蕎麦屋の中で、源四郎は神保町に支店があることが記載されていないようである。

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そば処・山形

「そば処・山形」うまい店295選

1998年11月に『そば処・山形うまい店202選』として出版されたものが、2004年12月25日に『「そば処・山形」うまい店295選』として更新され、その第二版が2005年4月に出たようである。私が持っているのは初版の方だが、四ヶ月で第二版になっているので、大きな改訂があったとは思えないので、とりあえず初版に基づいて書いておく。後書きによると、1987年に『もがみがわ・そば処百選』を出してから、山形の蕎麦屋本を出し続けてきたらしい。で、とうとう295選である。それ、選んでると言えるのか、みたいな数である。円龍本の308軒に次ぐ膨大な量ですよ。山形県内の人でも全店制覇した人居るとは思えない・・・けど、たぶん、居るんでしょうなあ。

全ページモノクロで、1軒1ページの構成。写真は店舗の外観のみ。地図は略図ではあるが、比較的きっちりと書き込まれており、さほど迷う余地は無いと思われる。山形には昨年行って、JR山形駅から歩いていける範囲で蕎麦屋に行ったが、その際には持って行くのを忘れたので、ノートPCで検索したりして回ったのであった。持って行った方が良かったよねぇ・・・

多くの蕎麦屋は、車で行かねばたどりつけないようなところにあるので、県外からの観光客としてこの295軒を制覇するのは困難の極みである(^_^;

巻末に『訪問店記録帳』と言うチェックリストが付いているのだが、一応、三店回った私である。でもね、なんか山形市内を適当に歩いていて、ふと入ってみた日月庵と言う、この本に載っていない蕎麦屋もなかなか良かったので、もし次に改訂されるとしたら、400軒くらいのリストになってたらどうしよう、とか思ってしまう。

さて、山形のそばと言えば、板そばに代表される色黒(挽きぐるみ)でふと打ちの田舎そばを思い浮かべがちであるが、実際に行ってみると、意外にさらしなで打っている蕎麦屋もある。庄司屋のような老舗でも、さらしなも打っていて、せいろとの合い盛り板そばもメニューにあるのがおもしろい。『蕎麦屋で憩う』の特選五軒の一、萬盛庵も山形市内にあり、さらしなだけでなく、変わりそばの紅花切りも自慢である。山形の蕎麦屋にもバリエーションは多いのだ。

この本についての最大の不満は、やはり、蕎麦のカラー写真が無いことであろう。もっとも、各蕎麦屋に関する解説文には、使用している蕎麦粉の産地や、つなぎの割合、蕎麦の太さなど、かなり細かい記述が見られるので、蕎麦屋巡りの経験値の高い人なら、ある程度の想像は付くと言うものかもしれない。例えば、麺棒三本使って打つと書いてあれば、田舎風ではなく、関東風の打ち手であることが分かる。

あと、残念なことに、単に市町村別の五十音順に店が怒濤のように並んでいるだけなのである。『福島県 そば160』などのように、地域ごとの広域マップに各店をマークした一覧があると、蕎麦屋巡りプランが立てやすいと思う。あと、やっぱり295軒は膨大すぎて、どこから手を付けていいのか分からないので、特選30店とかいう感じで特にお勧めの店のリスト作っておいてくれたほうがありがたいかもしれないと安直ながら思うのであった(^_^;

楽天Books: 『「そば処・山形」うまい店295選第2版

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福島県 そば160

『福島県 そば160』

栃木の次は福島へ。

2003年9月25日発行。「こおりやま情報 臨時増刊」と書いてあるので、雑誌扱いのようである。

1軒あたり1ページで160軒。蕎麦や蕎麦屋に関するうんちくなどの記述は一切無く、ただひたすら、蕎麦屋が並んでいる点は潔くて良い。各ページは、蕎麦写真、解説コメント、店舗外観、略地図、住所など、略メニューと言うよくある構成である。写真はたまに光の具合がよくなさそうなものもあるが、基本的にはよく撮れているものが多い。略地図、これは、かなり不安になる地図であるが、実は地域ごとに最初にリストとちゃんとした地図が見開きになっていて、続いて各店舗のページがあると言う構成の工夫があるので、組み合わせて使えばそれほど迷うことは無いだろうと思われる。

160軒の中には、一茶庵系の店もあり、さらしなをメインにしている店もあり、挽きぐるみの田舎そばの店も当然ある。思ったよりもバリエーションが豊富な印象を受ける。残念ながら、福島県内の蕎麦屋には行ったことがないが、阿佐ヶ谷にある「夢華」の本店が載っているのをみつけて、ちょっとうれしかったのであった。

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栃木そば探訪120

栃木そば探訪120

2006年9月20日発行。『栃木そば探訪103』の更新版。

蕎麦屋の数が103軒から120軒に増えている。さらによく調べると、6軒減って、23軒追加されている。減った分は閉店したものか。また、巻末の「蕎麦を提供する県内の農村レストラン」のリストの軒数も増えている。

構成はほぼそのまま引き継がれているだけでなく、重複する97軒分のページに関しては、写真もコメントも全く同じである。ただ、メニューの価格や営業時間などの情報は2006年6月時点で確認して更新してあるようだ。店主の顔写真もそのままで、年齢だけ更新されているのは妥当なのだろうかと言うツッコミの入れどころもある(^_^; が、まあ、割と地道なことをきっちりやっているのは確かであろう。栃木よみうりエライ、と素直にほめておきたい。あと、市町村合併があったので、旧版と町村名が変わっている店もある。そう言う意味では、栃木の蕎麦屋巡りに今必要なのは、この一冊と言うことになるだろう。

と言うわけで、栃木県の蕎麦屋に関する本4冊の中では、メインにはこの『栃木そば探訪120』が便利、農村レストランの補足情報に『農村レストラン とちぎ そばの郷』があればいいだろうとまとめておきたい。

楽天Books: 『栃木そば探訪120

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