最近のトラックバック

2015年2月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
無料ブログはココログ

« 2009年5月24日 - 2009年5月30日 | トップページ | 2009年6月7日 - 2009年6月13日 »

できそこないの男たち


できそこないの男たち (光文社新書)

IPv6サミットの際に電車で読もうと思っていた本を家に置いたまま出てきてしまったので、日吉の本屋で適当に選んで買ってみた。最近の新書はタイトルの付け方がなかなか上手くて、タイトルだけで買うと読んでみてガッカリしたものもあるのだが(「さおだけ屋・・・」とか)、これはY染色体についての解説本で、なかなか興味深い。
著者自身が、教科書的記述ではない書き方を心がけたと書いてある通り、染色体があって、その中に遺伝子があって・・・と言う書き方ではなく、「何かがある」のを誰が最初にどうやって発見したのかと言う話を順番に並べて行って、Y染色体の中でどの遺伝子が「男」を作り出すのか発見するところまでたどりつく。それぞれの段階での発見のストーリーもおもしろい。また、細胞を顕微鏡で観察するために、どうやってスライスするかなど、研究の手順に関しての説明も素人にもわかりやすく解説してある点も親切である。
続いて、遺伝子がどのように「男」を発現させていくのかという説明に入る。また、Y染色体の標本分析によって、現代人類の発祥の地がアフリカと推定されるまでの話や、ジンギスカンの子孫が1,600万人に及ぶ話など、遺伝子の観点から見た人類史というのもおもしろい。と言うのも、どういう国が興亡したかなど、遺伝子の観点からはどうでもいいことなんだなあと思えるからである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年5月24日 - 2009年5月30日 | トップページ | 2009年6月7日 - 2009年6月13日 »