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トランペットの管長

去年の6月頃に書きかけていたものをようやくまとめたもの。

トランペットの管長は何cmか、気になったので調べてみた。

Googleで検索すると、Wikipediaの記述が上位にでる。そこには、147cmと書いてある。Wikipediaを参照した記述が多いせいか、この数字を書いているところは多いようだ。

直観的に、この数字は間違いだと思ったので、英語のWikipediaの記述を見ると、134cmと書かれている。では、134cmに日本語の記述も修正すれば良いのだろうか、そのあたりを検討する。

管楽器の管の長さは、その楽器の調を決めている。よって、トランペットのキーであるB♭と共鳴する管の長さは、計算で求めることができるはずである。実際にパイプオルガンのパイプの長さを計算しているサイトの記述によれば、9フィートらしい。が、実際のトランペットでは、その半分の長さになっているとも書いてある。4.5フィートになる。これメートル法に変換すると、137cmである。

ここで、問題は、手元のトランペットの管長を巻尺で計ってみると、だいたい130cmだということである。実測したのはBach製品であるが、YAMAHAも似たようなものであろうことは、楽器解体全書の記述から想像できる。実はこちらを前から知っていたので、日本語Wikipediaの147cmは直感的に長すぎると思ったのである。

B♭とマッチする管長が、理論上は137cmであるにもかかわらず、実際の製品では130cmになっている理由は、演奏者にとっては明確である。トランペットを演奏する際には、まずマウスピースを付ける。この長さが約5cmとしよう。次に、チューニングを合わせるための抜き差し管を約1cm引き出す。抜き差し管はU字なので、管全体の長さは約2cm長くなるわけである。130+5+2=137で、理論値と合う。

と言うことで、だいたい137cmがB♭の波長と一致するということは良い。だが、まだ私には疑問が残っている。それは、トランペットの管長が意味するものが、トランペット本体の管長なのか、マウスピースを付けた管長なのかということである。マウスピースを付けて、演奏の準備が整った状態の管長が137cmである。とは言え、トランペットの管長と言えば、私の感覚では、楽器本体の管長のような気もする。その場合は約130cmの方がしっくり来る。と言うわけで、どちらの数値に修正すべきかよくわからないので、Wikipedia日本語版の間違いは間違いのまま、Web引き写し間違いを蔓延させてしまう愚者のインターネットを温存してしまうことに甘んじてしまう私であった。

さて、最後に残った疑問は、147cmという数字がどこからでてきたのかという話。trumpet 147cmで検索すると、アメリカのInternational Trumpet Guildの論文がみつかった。素人目には、権威がありそうな気がするものだから、これが原典ではないだろうか。そして、アメリカではメートル法を使っていないので、4.5フィートからの換算の際に、計算間違いをしたのではないだろうか、アメリカ人は四則演算とか絶対間違うって、しかも1968年の話だから、電卓も使えないし、筆算だったら絶対間違うって・・・と。説得力ありませんか?

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