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絶対音感と管楽器

絶対音感を持っているため、移調楽器に対応できないと言う話、たまに聞くんですよね。要するにアルトサックスでドって説明されてるけど、それってミ♭であってドじゃないじゃん、と言う話で・・・mixiでもトランペットやサックスのコミュニティでたまにそういう書き込みがあって、「絶対音感、うらやましいですね」とかお間抜けなコメントが付いたりするわけです。絶対音感も便利なことばかりでは無く、いろいろと不幸も伴っているようで、移調楽器に対応しづらいのもその不幸の一つでしょう。移調して歌えないとかいう人もいるみたいですし、原曲から移調した曲を聴くと気持ち悪い人も居るみたいで、そういう人はスタジオミュージシャンとかやりづらいだろうという意味では音楽に向いてなかったりして・・・

しかし、そういう問題は絶対音感そのものにあるのではなく、絶対音感と結びついた固定ドにあると思われます。また、平均律と純正律の違い、そして、管楽器はピアノのように平均律固定チューニングではなく、優れたプレイヤーは純正律的調整を自然にしてしまうらしいということを鑑みると、ピアノの平均律音程を元にした絶対音感固定ドは管楽器表現力に必ずしも有利とは言えない可能性もあるわけです。このあたりはあまり幅広く理解されていないのではないかと思います。素人が何を書いても説得力が無いので、そのあたりを適切に書いてあるのを見つけてしまいました、武田和大、単なる宴会部長ではなかった・・・(^_^;

目盛りと階段の違い_和式絶対音感教育の不幸

そういう意味では、昔のようにハニホヘトイロハと言う和名で絶対音感教育をして、ドレミはすべて移動ということにすればいいのかもしれませんが・・・(^_^;

という絶対音感固定ドの問題を踏まえながらも、絶対音感と移調楽器のおりあいをどうつけるかですが、前提として、既に染みついた固定ドから移動ドへの移行は感覚的なものなので難しいらしいということがありますね。「管楽器プレイするからには移動ドに慣れましょう」と言ったところで、感覚的に無理を強いるのもどうなのかなあと思います。特に、アマチュアとして楽しみたいのであれば、難行苦行は避ける方が賢明でしょう。

そこで、移調楽器における移調表記は「単なる慣習的なものに過ぎない」と軽く考えてもいいのではないでしょうか。もちろん、B♭管でもE♭管でも、同じ指使いをすれば同じようにドレミファソラシドと考えれば、指使いを一つ覚えておけば済むので楽ではあります。が、どのみち違う楽器とやるときには実音基準での話もできないと困るので、実音で指使いを覚えて困ることも、そんなに無いと思うんですね。

一方、譜面の方は書き換えるのは面倒なので、移調読みできるように訓練する方法を取ります。アルトサックスの譜面見たら、CじゃなくてE♭、テナーサックスやトランペットの譜面みたらCじゃなくてB♭と読めるようにするわけです。こっちのほうが、「ああ、確かにE♭が鳴ってるなあ」と感覚的に理解しやすいでしょう。実際に絶対音感を持っていて不幸にも管楽器に取り組むことになった人たちは、この方法をとることが多いようです。アルトとテナーで指使いを別々に覚えなければいけないことになってしまいますが、サックスに限れば、この二種類で済みます。バリトンはアルトと同じE♭管だし、ソプラノはテナーと同じB♭管なので。

で、後の問題は、管楽器プレイの際の純正律的修正ですが、どうもこれは絶対音感固定ドの人でも純正律の方を良い響きと感じるらしいので、慣れで補正できるのかもしれません。

移調読み自体は、絶対音感・固定ドとは無関係に、身につけておく方がなにかと便利ですよね。たまたまそこにあるテナーサックス譜をアルトサックスで吹くとかいうこともありますから・・・というか、私(テナー)の先生(アルト)は常にそれをやる羽目になってますけど、そこはプロなのでさくさくやってます。私はC譜をB♭楽器で吹く程度。しかもよく間違う・・・ダメじゃん・・・

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