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「蕎麦、そば、ソバ」の楽しき人生


「蕎麦、そば、ソバ」の楽しき人生 (小学館101新書)

永山寛康と言えば、遊蕎子最後の弟子として高名な、一茶庵系の蕎麦打ち。以前、赤坂で「永山(えいざん)」と言う蕎麦屋をやっていた時には、三回くらい行きました。非常に繊細な蕎麦と、強烈な蕎麦つゆの印象は、ほんとにインパクトがありました。
その永山寛康が、蕎麦にまつわる話をブログに書いたものを編集して本にしたものです。蕎麦屋の内側から見たうんちく話としてのおもしろさもあるのですが、落ちとして用意されたオヤジギャグが・・・ああいう蕎麦を打つ人が、実はこういうギャグセンスなのだという感じも興味深いものがありました。オヤジギャグが受け入れられれば、かなりおもしろい本となるでしょう。もちろん、私はかなりおもしろかったですよ、ちょっと、トホホでしょうか?

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神奈川のおいしい蕎麦

神奈川のおいしい蕎麦』 - 神奈川県と町田市のご近所の名店70選

で、もう一冊、神奈川県の蕎麦屋本が出た。片山虎之介著、2007年7月30日第一刷。これまで、ずっと、神奈川県内の蕎麦屋の本が無いなあと思っていたのに、出てくるときには出てくるもんだ(^_^;)

著者は『蕎麦Web』の編集長だそうである。名前を検索してみると、写真家らしい。『蕎麦Web』も始まったばかりのようである。

この本のポリシーは、「いつでも行けて、何度も通える近所のお店を紹介」と言うことで、前述の『神奈川のうまい蕎麦64選』と重なる店は32店舗、重複率5割と言うことは、意外に重なっていないようにも思える。

ところで、この本と前述の本は、サイズも同じだし、本のタイトルもよく似ている。区別のために『うまい本』と『おいしい本』と呼ぶことにしようかとも思うが、それって区別になるんかな・・・

本の構成に関しては、『うまい本』と似ている。

1) 単に各店舗あたり2ページずつで列挙しているにとどまり、特に推奨の店がどこかというのは分かりにくい。

2) 神奈川県全体地図上での位置づけも無いので、神奈川県内の地理に詳しくない人間には、全体像をつかみにくいかもしれない。コンセプトとして「近所のお店」を紹介したいのであって、県外から神奈川の蕎麦屋巡りをしたい人はそれほど考慮する必要性を感じなかったのであろう。

3) 各店舗ごとのページ構成も『うまい本』と一点を除いて、大きな違いは無い。その一点とは、全ページカラー構成と言うことである。ただ、カラー写真を載せる一方でコスト削減をはかったと見えて、紙質が落ちるので、せっかくのカラー写真なのにあまり旨そうに見えないものも多い。店舗ごとに写真撮影者の名前が明記してあり、それぞれ、検索してみるとそれなりのカメラマン(著者のカメラマン人脈か?)のようなのに、その成果が紙面に100%反映できていないのが残念である。

と言うわけで、『うまい本』と比較すると、マイナス点が多いような記述になってしまったが、この本もなかなかおもしろいので、買う価値はある。何よりも、「ご近所の店」と言うコンセプトは重要である。この2冊の両方に取り上げられている店を優先的に巡ってみると言うような重み付けをしてみたりする手もあるだろう。

そうそう、重要な特徴を一つ、記しておくのを忘れていた。

4) 東京都町田市の蕎麦屋5軒収録。よって、純粋に神奈川県内の蕎麦屋は65軒収録である。

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神奈川のうまい蕎麦64選

神奈川のうまい蕎麦64選

『千葉のうまい蕎麦73選』の紹介の際に「関東近辺では神奈川県に特化した本が出ていないので、ぜひこの出版社から発売されんことを期待している」と書いたのだが、ほんとに出すとは偉いぞ、幹書房。2007年8月1日初版。

これまでの蕎麦屋本の経験を踏まえているだけに、構成に関しては、ほぼ満足のいく仕上がりとなっている。

1) まず、これから神奈川県内のそば屋を巡ろうと思い立った初心者に優しい二つの巻頭カラーページ。
- 注目のそば屋6軒 - 著者の推薦するそば屋を巻頭に紹介
- テーマ別9店 - ここはおさえておくべき、と言う店の紹介

2) 地図と合わせた目次 - JRや基幹道路と、各店舗の位置関係がわかりやすい。神奈川県内の地理に詳しくない蕎麦好きにとっては、一日に数軒巡る計画を立てる際や、行ってみたら休みだったときに近くの別候補を探したいと言う場合に便利

3) 各店舗ごとの構成は、
- 店舗外観挿絵
- 店舗解説文
- 主人、そば、店内の写真
- 店舗情報
となっており、地図もわかりやすい。モノクロ構成なのが、ちょっと残念。

4) 持ち運びしやすいサイズと、952円+税と言うお手頃なお値段

と言うわけで、神奈川県内の蕎麦屋巡りには推奨の一冊である。

楽天ブックスで『神奈川のうまい蕎麦64選』を買う

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新潟の蕎麦

新潟の蕎麦

2002年6月23日発行。
新潟県内66軒の蕎麦屋が、一軒あたり見開き2ページを使ったカラーページ仕上げになっている。写真は蕎麦、蕎麦屋の主人、蕎麦屋の外観・店内など四・五点ずつ使われている。写真の仕上がりもなかなか良い。小嶋屋本店と小嶋屋総本店の店主だけが背広姿である、と言う細かいツッコミ。地図は略図であるが、曲がり角の目印などはきっちり書き込まれている模様。

この本の特徴は、各蕎麦屋の紹介と共に、その蕎麦屋に最寄りの観光ポイントを一つ挙げて解説している点であろう。このアイデアは他に類を見ないように思う。観光ガイドについでに蕎麦屋が載っていると言うのはよくあることだが、その逆なところがおもしろい。蕎麦食ってから観光するか、観光してから蕎麦を食うか、選ぶのはあなただ、ということですなあ。

新潟の蕎麦というと、フノリが入って箱に入った『へぎそば』のイメージが強い。確かに長岡、十日町などの蕎麦屋の多くはへぎそばである。しかし、つなぎに山ゴボウを使っている店もけっこうある。山ゴボウと言えば富倉そばと思っていたが、新潟の蕎麦屋はフノリと山ゴボウを合わせてつなぎにしているところもあるようだ。他にも、さらしな一本の店や、関東風にこだわった店も載っていて、やはりそれなりのバリエーションがあることがうかがえる。

あとは、広域マップと店舗一覧が地域別に付いていると良かったのだが。とは言え、なかなか楽しめる一冊である。

楽天Books: 『新潟の蕎麦

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そば処・山形

「そば処・山形」うまい店295選

1998年11月に『そば処・山形うまい店202選』として出版されたものが、2004年12月25日に『「そば処・山形」うまい店295選』として更新され、その第二版が2005年4月に出たようである。私が持っているのは初版の方だが、四ヶ月で第二版になっているので、大きな改訂があったとは思えないので、とりあえず初版に基づいて書いておく。後書きによると、1987年に『もがみがわ・そば処百選』を出してから、山形の蕎麦屋本を出し続けてきたらしい。で、とうとう295選である。それ、選んでると言えるのか、みたいな数である。円龍本の308軒に次ぐ膨大な量ですよ。山形県内の人でも全店制覇した人居るとは思えない・・・けど、たぶん、居るんでしょうなあ。

全ページモノクロで、1軒1ページの構成。写真は店舗の外観のみ。地図は略図ではあるが、比較的きっちりと書き込まれており、さほど迷う余地は無いと思われる。山形には昨年行って、JR山形駅から歩いていける範囲で蕎麦屋に行ったが、その際には持って行くのを忘れたので、ノートPCで検索したりして回ったのであった。持って行った方が良かったよねぇ・・・

多くの蕎麦屋は、車で行かねばたどりつけないようなところにあるので、県外からの観光客としてこの295軒を制覇するのは困難の極みである(^_^;

巻末に『訪問店記録帳』と言うチェックリストが付いているのだが、一応、三店回った私である。でもね、なんか山形市内を適当に歩いていて、ふと入ってみた日月庵と言う、この本に載っていない蕎麦屋もなかなか良かったので、もし次に改訂されるとしたら、400軒くらいのリストになってたらどうしよう、とか思ってしまう。

さて、山形のそばと言えば、板そばに代表される色黒(挽きぐるみ)でふと打ちの田舎そばを思い浮かべがちであるが、実際に行ってみると、意外にさらしなで打っている蕎麦屋もある。庄司屋のような老舗でも、さらしなも打っていて、せいろとの合い盛り板そばもメニューにあるのがおもしろい。『蕎麦屋で憩う』の特選五軒の一、萬盛庵も山形市内にあり、さらしなだけでなく、変わりそばの紅花切りも自慢である。山形の蕎麦屋にもバリエーションは多いのだ。

この本についての最大の不満は、やはり、蕎麦のカラー写真が無いことであろう。もっとも、各蕎麦屋に関する解説文には、使用している蕎麦粉の産地や、つなぎの割合、蕎麦の太さなど、かなり細かい記述が見られるので、蕎麦屋巡りの経験値の高い人なら、ある程度の想像は付くと言うものかもしれない。例えば、麺棒三本使って打つと書いてあれば、田舎風ではなく、関東風の打ち手であることが分かる。

あと、残念なことに、単に市町村別の五十音順に店が怒濤のように並んでいるだけなのである。『福島県 そば160』などのように、地域ごとの広域マップに各店をマークした一覧があると、蕎麦屋巡りプランが立てやすいと思う。あと、やっぱり295軒は膨大すぎて、どこから手を付けていいのか分からないので、特選30店とかいう感じで特にお勧めの店のリスト作っておいてくれたほうがありがたいかもしれないと安直ながら思うのであった(^_^;

楽天Books: 『「そば処・山形」うまい店295選第2版

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福島県 そば160

『福島県 そば160』

栃木の次は福島へ。

2003年9月25日発行。「こおりやま情報 臨時増刊」と書いてあるので、雑誌扱いのようである。

1軒あたり1ページで160軒。蕎麦や蕎麦屋に関するうんちくなどの記述は一切無く、ただひたすら、蕎麦屋が並んでいる点は潔くて良い。各ページは、蕎麦写真、解説コメント、店舗外観、略地図、住所など、略メニューと言うよくある構成である。写真はたまに光の具合がよくなさそうなものもあるが、基本的にはよく撮れているものが多い。略地図、これは、かなり不安になる地図であるが、実は地域ごとに最初にリストとちゃんとした地図が見開きになっていて、続いて各店舗のページがあると言う構成の工夫があるので、組み合わせて使えばそれほど迷うことは無いだろうと思われる。

160軒の中には、一茶庵系の店もあり、さらしなをメインにしている店もあり、挽きぐるみの田舎そばの店も当然ある。思ったよりもバリエーションが豊富な印象を受ける。残念ながら、福島県内の蕎麦屋には行ったことがないが、阿佐ヶ谷にある「夢華」の本店が載っているのをみつけて、ちょっとうれしかったのであった。

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栃木そば探訪120

栃木そば探訪120

2006年9月20日発行。『栃木そば探訪103』の更新版。

蕎麦屋の数が103軒から120軒に増えている。さらによく調べると、6軒減って、23軒追加されている。減った分は閉店したものか。また、巻末の「蕎麦を提供する県内の農村レストラン」のリストの軒数も増えている。

構成はほぼそのまま引き継がれているだけでなく、重複する97軒分のページに関しては、写真もコメントも全く同じである。ただ、メニューの価格や営業時間などの情報は2006年6月時点で確認して更新してあるようだ。店主の顔写真もそのままで、年齢だけ更新されているのは妥当なのだろうかと言うツッコミの入れどころもある(^_^; が、まあ、割と地道なことをきっちりやっているのは確かであろう。栃木よみうりエライ、と素直にほめておきたい。あと、市町村合併があったので、旧版と町村名が変わっている店もある。そう言う意味では、栃木の蕎麦屋巡りに今必要なのは、この一冊と言うことになるだろう。

と言うわけで、栃木県の蕎麦屋に関する本4冊の中では、メインにはこの『栃木そば探訪120』が便利、農村レストランの補足情報に『農村レストラン とちぎ そばの郷』があればいいだろうとまとめておきたい。

楽天Books: 『栃木そば探訪120

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そば処栃木の名店を歩く

そば処栃木の名店を歩く―あなたのお気に入りがきっと見つかる

2006年5月27日発行。下野新聞社である。前に、栃木の蕎麦屋本は四冊と書いたが、そういう意味では実質二冊と言った方が良かっただろうか。『農村レストラン とちぎ そばの郷』の更新されたもののようで、以前は町中の蕎麦屋はほとんど掲載されていなかったが、今回はそれらが少し加わっている。

名店41軒に関しては、カラーの見開き2ページに、そば写真、解説文、店舗外観、ワン・ポイント情報、略地図、素材詳細が記されている。県南、県北などの地域ごとに分けられており、その終わりには店名・住所・電話番号・定休日・営業時間の一覧表が付けてある。これはなかなか良いアイデア。その地域に行ったときに、今開いている蕎麦屋は・・・と言う探し方が簡単にできる。

農村レストラン30軒に関しては、以前の本で取り上げて今回は名店41軒に入れなかった分をまとめて掲載ということだろうか。1ページに二軒ずつ、簡単にまとめてある。

相変わらず、名店の中に一茶庵とか名草釣堀とか入っていないあたりも特徴だろうか、何か意味があるのかなあ・・・(^_^;

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栃木そば探訪103

栃木そば探訪103

2003年2月28日第1刷、2003年10月22日第3刷となっている。けっこう売れたらしい。栃木よみうりの連載記事をまとめたものだそうである。地方の蕎麦屋の本には、地方の新聞社の特集記事をまとめたものが多い。

この本は、栃木県の蕎麦屋全体を俯瞰しているので、「足利一茶庵本店」や「名草釣堀」も載っている。『農村レストラン とちぎ そばの郷』との重複はそれほど多くないように見える。

基本的な構成は、一店あたりカラーの1ページ。蕎麦の写真、解説文、店主の顔写真、略地図。地図の略し方はかなり簡潔にされている方であるが、曲がり角などのポイントの情報は比較的きっちりと書き込まれているので、この地図でだいたいたどり着けるのではないかと思う。もっとも、目印として書いてあるものがなくなったりすることもあるのが世の常ではあるが(^_^;

新聞のカラーページの連載記事に使ったプロショットの写真をそのまま使っているはずなのだが、店によってはあまりよく撮れていないように思われるものもあるのが、ちょっと残念である。

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農村レストラン とちぎ そばの郷

農村レストラン とちぎ そばの郷

さて、これまで、関東の県の蕎麦屋本として、千葉、埼玉・・・と眺めてきたわけであるが、関東では最大の蕎麦王国は栃木県のようである。と言うのも、栃木県に対象を限定した蕎麦屋本が四冊も出ているからである。本書は、その中では最も古い、2002年11月11日発行。下野新聞社。

基本的に村おこしとして行われている農村の蕎麦屋を中心とした構成なので、足利一茶庵本店などは載っていない。とは言え、村おこしとして始まった店の多くは、比較的新しく、平成になってからの開業が多いようだ。各店舗に見開き二ページを割り当て、写真もなかなか旨そうに見えるカラー写真で良い。店舗の外観写真もある。地図は略図であるが、田舎に行ってしまうとあまり目印も無い地図になってしまうので、分かりやすくても多少の不安は伴う。実際に、この本に載っている「そば処 久我」(鹿沼)に行ったことがあるが、一本道なので迷う余地は無かったが、なかなか時間がかかって本当にこの先に蕎麦屋があるんだろうかと不安になった。

山形は、板そばと言う大盛りの蕎麦が有名であるが、栃木の田舎の蕎麦屋は、五合そばとか一升そばと言うのがメニューにある店も多い。大きな笊に盛って出てくるものを、数人で囲んで食べると言う形式らしい。そばを合・升と言う単位で数えているのすごいなあと思うのである。

村おこしという文脈から言っても、田舎そばが主体のようなイメージがあるかもしれないが、そもそも田舎そばの定義自体が明確ではないので、写真から見るとけっこう細打ちの店も多いようで、あまりごつごつした太打ちの写真は見あたらないのが栃木のそばの特徴なのだろうか。車でなければ行けない店が多いので、なかなか行く機会に恵まれないのが残念である。

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